テントとかタープの商品説明書をみてもよくわからない言葉があるんだけどなぁ
そうね。フレームだと「アルミ合金」、「アルミ合金6061」、「ジュラルミンA7001」、「超超ジュラルミン」とか書かれていても違いがわからないよね
このような悩みをお持ちのかたはいらっしゃいませんか?
こんにちは。5人家族でキャンプを楽しんでいた、キャンプ歴 約10年のテラス キャンパーです。今回はテントやタープに使われているフレームの素材について簡単についてお話したいと思います。
私は、フレーム素材について深く理解しないまま色んなグッズを購入をして、今更ながら(少しだけ?)反省しております。。。
しっかりと商品特性を理解した上で購入すれば、後悔はない(少ない)と思うので、今回はフレーム(スチール、アルミ、アルミ合金・ジュラルミン、FRP)に使われている素材ついてのお話になります。
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生地については⏬こちらをご覧ください。
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【スチール】
・安価で丈夫なのが、スチール製のフレームです。
・いわゆる鉄製のフレームなので強度は十分、少々の衝撃ではびくともしません。
・安価なので安いテントを買うとスチール製のフレームが良く使用されています。
・欠点は重量があることです。
・水に濡れたままにしておけばあっという間に錆びてしまいます。
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【アルミ・アルミニウム】
・スチールよりも軽く、サビないことが特徴です。
・スチールよりも強度が落ちますが、その分厚みをもたせて強度を高めた製品もあります。
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【アルミ合金・アルミニウム合金】
・アルミ合金は1000番台から8000番台まであり、ジュラルミンはその一種になります。
(1000番台:99%以上がアルミニウム・純アルミニウム、2000番台:アルミニウムと銅の合金(2017:ジュラルミン、2024:超ジュラルミン)、3000番台:アルミニウムとマンガンの合金、4000番台:アルミニウムとケイ素(シリコン)の合金、5000番台:アルミニウムとマグネシウムの合金、6000番台:アルミニウムとマグネシウムとケイ素の合金、7000番台:アルミニウムと亜鉛とマグネシウムと銅の合金(7075:超々ジュラルミン)、8000番台:それ以外)
・純アルミニウムは非常に軽く加工性に優れた素材ですが、強度が低いことが弱点です。
・ジュラルミン、超ジュラルミン、超々ジュラルミンにはすべて銅が含まれていますが、これは「銅を含ませると母材の強度が上がる」という性質を利用したもので、銅の添加により「アルミニウムの軽さや切削加工性」と「鉄鋼材にも匹敵する強度」を兼ね備えた合金となっています。
・他の2つのジュラルミンと比べて亜鉛とマグネシウムの含有が多い「超々ジュラルミン」は、アルミ合金の中で最高の強度を誇ります。(航空機の主翼などに使われております。)
超々ジュラルミンを使った2WAYコットを紹介した記事は⏬です。ご興味のある方はお読み頂けると嬉しいです。
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「TH72M」
・金属加工に優れた技術を持つ韓国・DAC社(「チェアワン」で有名なHelinoxはDAC社が始めたブランド)が独自開発したアルミニウム合金です。
・アルミニウム、チタン、銅などがオリジナルで混合されており、超軽量で十分な強度を持つ素材です。
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【FRP】
・ガラス繊維とプラスチックを組み合わせて生み出された強化プラスチック素材で、ヨットの船体などにも使用されています。
・軽くて丈夫ですが、テントフレームに必要な強度を保つためにはある程度の厚みが必要なのでそれほど軽量ではありません。
・しなやかによく曲がるので、開くだけで設営が完了する収納するワンタッチテントに用いられています。
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それぞれの素材にメリット・デメリットがあるので、商品特性をよーく解った上で、自分にあったグッズを手に入れて、Out Door Life を楽しみましょう!