家庭用のカセットコンロ(イワタニのカセットフー)でも、ガスボンベを使い分ければ十分にキャンプで通用します!!!
ところで、みなさんはカセットコンロをキャンプでどのように使う予定ですか?
えっ!?キャンプにはアウトドア専用のコンロでなくても大丈夫なの?
そうなの?だったら出来るだけ初期コストは抑えたいし、余計な物を買って損はしたくないしなー
収納のことを考えると、普段からも使えて、キャンプでも使える物があったらいいのになぁー
ついでにコスパが良いものが良いなぁ
これからキャンプを始めようと思っている方、ガスコンロの購入を検討されている方で、このような悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
こんにちは。5人家族でキャンプを楽しんでいた、キャンプ歴 約10年のテラス キャンパーです。今回は我が家がキャンプでも使っている家庭用カセットコンロ(イワタニのカセットフー)を事例にしてカセットコンロについてお話したいと思います。
我が家ではこれをキャンプでもつかっています。
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目次
・はじめに
・ガスボンベの種類
・ガスの成分(種類)
・ガスの成分比率
・カセットコンロのデメリット
・ガソリンのメリット、デメリット
・普段から気軽に使えるカセットコンロ
・キャンパーが使っているカセットコンロの紹介
・カセットコンロ の まとめ
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腰痛持ちのキャンパーさん向けの情報です
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はじめに
キャンプといえば、炭火でBBQ・薪で焚き火が定番ですよね!
でも、料理の熱源の全てを炭や薪で賄おうとすると火起こしが必要になってきます。
(「火起こしが好きで好きでたまらない」っていう方には問題ないですが。。。)
火起こしには、ある程度時間がかかるので、すぐには調理を始めることができません。
特にチェックアウト日の朝食は「パッ」っと済ませて、撤収作業を開始したいところです。
そんな時、ガスコンロがあれば、手早く・手軽に調理ができるので重宝します。
後片付けも、炭や薪だと燃えカスの処理があるのに対し、ガスコンロはガスボンベをしまうだけなので、簡単です。
シングルバーナーであれ、ツインバーナーであれ、1台あると大変便利なキャンプグッズの一つであることは間違いありませんよ。
良いことばかりですねー
いやいや、デメリットもありますよ!!
えっ、そうなんですか!それは何ですか?
はい。それをお話する前にガスコンロについて少し説明させてもらいますね。
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ガスボンベの種類
アウトドアで使われているガスコンロというかガスボンベは2種類あります。
CB缶(CASSETTE BAS BOMBE)とOD缶(OUT DOOR)になります。
あぁー、そういう事だったんですかぁ。なるほど。
CB缶のガスコンロで、一般家庭でよく知られているのがイワタニですかね。アウトドアブランドでよく知られているのはユニフレーム、スノーピークですかね。
OD缶のガスコンロはアウトドアブランドから数多く発売されていますよね。
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ガスの成分(種類)
次にガスボンベに使われている成分についてお話しますね。
はい。
ガスボンベに使われている液化ガスの成分(種類)は、ブタン(ノルマルブタン)、イソブタン、プロパンの3つになります。
液体のガスが気体のガスになる温度(沸点、水の場合は100度)は、ブタンはマイナス0.5度、イソブタンはマイナス11.7度、プロパンはマイナス42.07度となっています。
どういうことですか?
充填されているガス成分のブタン比率が多いほど低温に弱いということです。
具体的言うと?
マイナス0.5度になると気化しないので、点火しないということです。実際には気温が10度を下回ってくると点火しづらくなってきます。
そういうことですかぁ。よくわかりました。
価格でいうと、ブタンが一番安く、プロパンが一番高くなります。
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ガスの成分比率
次に成分比率についてお話します。
CB缶といっても、充填されているガス成分は違うんですよ。
そーなんですか?知りませんでした。
例えばイワタニからは、「ノーマル」と「パワーゴールド」という2種類のCB缶が発売されています。
成分比率と価格は、
「ノーマル」は、ブタン 70%、イソブタン 30%、350円/1本(税抜き)
「パワーゴールド」は、ブタン 30%、イソブタン 70%、450円/1本(税抜き)
となっていることから、「パワーゴールド」の方がより低温に強いことになります。その分、価格も高くなりますがね。
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イワタニのHP、Q7で成分についての説明がありますので確認してみてください
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(イワタニのノーマルボンベ)
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(イワタニのパワーゴールドボンベ)
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東邦金属工業からは数種類のCB缶が発売されておりますが、その中でも
「シャトル」はブタン100%、4680円/36本、1本あたり130円(ネット販売価格)
「ゴールド」はイソブタンの比率を多くしていると記載されていて、8280円/36本、1本あたり230円となっています。
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これも東邦のHP、Q8で成分についての説明がありますので確認してみてください
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ユニフレームやスノーピークも成分比率の違うCB缶を発売しております。
ということで、
重要なのはCB缶かOD缶という缶の種類ではなく、その缶に充填されているガスの成分が何かになります!!
ただし、プロパンが入っているCB缶はありません。なぜ無いかは次回以降の記事でお話したいと思います。
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カセットコンロのデメリット
イソブタンの比率が高いカセットガスボンベを使っていれば安心ということですか?
いやいや、いくらイソブタン入りのカセットガスボンベを使っていたとしても、低温に弱いガスでは、本格的な冬キャンプでは安心できません。
そこがデメリットですか?
はい。そうです。
では、どうすれば良いのですか?
プロパン入りのOD缶用のバーナーあるいはガソリンバーナーで対応することになります。
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ガソリンのメリットとデメリット
ガソリンバーナーの最大のメリットは、低温でも着火しやすく安定した火力を維持しやすいことです。なので、冬キャンプでは頼もしいグッズの一つになります。
デメリットと言うか注意が必要なことはガスと比べれば、運搬や保管、もちろん使用時の取り扱いにより一層の注意が必要になることです。
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普段から気軽に使えるカセットコンロ
カセットコンロは普段でも使えて、結構便利ですよ
例えば、専用のプレートを使えば焼き肉もできます。
(焼き肉)
鍋料理でも活躍します。
(鍋写真)
チーズフォンデュとかにも使えます。
(チーズフォンデュ)
我が家では冬、キャンプでも使っている豆炭アンカを使っておりまして。
火起こしとかも。
(火起こし)
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キャンパーが使っているカセットコンロの紹介
最後に、多くのキャンパーが使っているカセットコンロで有名なイワタニの商品を紹介しておきますね。
カセットフー達人(3.3kW/2800kcal/h)
これは皆さんにもお馴染みのカセットコンロですね。風防等のアウトドア対策は無いですが、100均でも売っている「油はねガード」を使えばアウトドアでも十分に使える製品ですよ
(達人)
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次からご紹介する3品はキャンプでよく見かけるアウトドア用のカセットコンロになります
風まる(3.5kW/3000kcal/h)
炎口は多孔式バーナーではないですが、バーナー回りを2重に囲むリングがあって、風に強い構造になっています。
(風まる)
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タフまる(3.3kW/2800kcal/h)
風まると同じ風対策が施されています。風まるとの違いは多孔式バーナー(炎口を小さくして細かく配置。炎の長さが短く、風の影響を受けにくい)が採用されていることになります。そして、最大の特徴はネーミングのとおり耐荷重20Kgとダッチオーブンにも対応できるタフなところです。
(タフまる)
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マーベラス(3.5kW/3000kcal/h)
この製品の特徴は、アウトドア対策(多孔式バーナー、風避けとして取り外し可能なトップカバー、バーナー周りを囲む風防リング)が施されている上にスマートでカッコイイところですかね。
(マーベラス)
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カセットコンロ の まとめ
・ガスボンベにはCB缶とOD缶の2種類がある。
・ガスの成分は3種類(ブタン、イソブタン、プロパン)ある。
・その中でもブタンの沸点が一番高い(マイナス0.5度)ので、気温が低い時期に使用すると着火しづらい(着火しない)。
・ガソリンは低温に強いが取扱いには注意が必要。
・カセットコンロは普段使いもできて結構便利。
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初めからアウトドア用のガソリンバーナーを準備するのもよし、ガスバーナーでもよし、まずはカセットコンロでスタートするのもよしだと思います。
それぞれのメリット・デメリットを分かった上で、気軽で楽しいOut Door Lifeをしましょう!
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