サラリーマン大家を始めました。
ご興味のある方は参考にしてみてください。
こんにちは。
元:ファミリキャンパー、現在:父子キャンパー、近い将来:ソロキャンパー予定のテラス・キャンパーです。
テント、タープ、チェア、コット等のアウトドアグッズの購入を検討する際、聞きなれないカタカナや数字が並んだ「素材」の説明に戸惑いはありませんか?
私は、深く理解しないまま色んなグッズを購入をして、今更ながらちょっと反省しています。
その反省を踏まえ、しっかりと商品特性を理解した上で購入すれば、後悔はない(少ない)と思いましたので、今回は素材のなかでも、生地について調べてみました。
この記事が、少しでも皆様のお役に立てば嬉しい限りです。
多くの商品カタログ生地素材欄には、主に種類、生地の厚み(糸の太さ、織り方)、加工内容について紹介されています。
例えば、⏬のような記載は、
75Dポリエステルタフタ(PU防水)
・種類は、ポリエステル
・糸の太さは、75デニール
・織り方は、タフタ織り
・加工内容は、PU防水
ということ言っております。
では、カタログによく出てくる用語について調べましたので、その結果を報告します。
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ゆったりソロキャンプ、デュオキャンプに適したテントの情報です。
目次
テント生地素材の種類
テント生地素材の厚み
テント生地素材の加工内容
【テント生地素材の種類】
生地として使用頻度が高いものは、ポリエステル、ナイロン、コットン、ポリコットン(orテクニカルコットン)の4つになります。
《ポリエステル》
・ポリエチレンテレフタレートと言う樹脂の糸で織った生地です。
・最もよく見る生地で、紫外線に比較的強く価格もお手頃です。
・繊維が水を吸わないのでカビにくく、テントの外側のフライシートに使われていることが多い素材です。
・吸水性が低いので濡れても重くなりにくいです。
・火には弱く、火の粉が当たれば一瞬で穴が開きます。
《ナイロン》
・ポリアミド樹脂の繊維の糸で織った生地です。
・耐久性が高く伸縮性もあり、ポリエステルより軽くて丈夫な生地です。
・水分吸収しやすいですがすぐ乾くので安心です。
・紫外線には弱いですが、テントに使用されている場合は特殊な加工により紫外線に強く、防水性がある場合がほとんどです。
・非常に軽く、柔軟性がある素材です。ポリエステルよりも軽く、ハイエンドな山岳ウルトラライト系テント等に使用されています。
・デメリットはコスト面で、ポリエステルよりもかなり高価になります。
・火には強く、自己消化性のものが多いのも特徴です。
《コットン》
・天然素材であるコットン綿を使用した生地です。
・厚手の生地でおしゃれキャンパーに人気のあたたかなデザインが魅力です。
・夏は涼しく、冬は暖かいのが最大の特徴です。
・天然素材ですので化繊と違い丈夫で長持ちです。
・火には強く、多少火の粉がついても穴が開いたり、燃え広がることがありません。
・ポリエステルやナイロンなどの化学繊維は、ポリウレタンなどをコーティングすることで防水性を持たせていますが、綿100%のテントはコーティングされていないものが一般的です。
・コーティングができなくもないのですが、そうすると空気の通る隙間を埋めてしまうことになるので、結露しにくいというメリットが失われてしまいます。
・その代わり、綿は水分を含むことで膨張するので、生地の密度が上がって雨を防ぐ仕組みになっています。したがって、強い雨が長時間降ると生地がためこむ量に限界がきて雨漏りに繋がりますが、通常の雨であれば大丈夫なことが多いようです。
それよりも注意すべき点は、濡れると非常に重くなることと、早く乾燥させないとカビやすいことです。
《ポリコットン、テクニカルコットンT/C》
・コットンとポリエステルの混紡素材です。
・コットンのメリットを持ちつつ、価格、重量といったデメリットを改善しています。
・混紡割合はコットン:ポリエステル=70%:30% ~ 30%:70% まで様々です。
ポリエステル65%~70%のものが多く使用されています。
・コットン同様にコーティングされていないものが多いです。
・コーティングしていないため、耐水圧をメーカー側でコントロールできない(素材自体の耐水圧になる)のですが、一般的に流通しているT/C素材の場合、耐水圧300~400mm程度になることが多いです。
・日本のような雨が多い地域にはコットンよりもこのT/Cの方が向いていると言えます。
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【テント生地素材の厚み】
生地の厚みは、糸の太さ(デニール)や織り方(密度)などで決まります。
《糸の太さ・D(デニール)》
・「デニール」とは糸の太さ(重さ)を表す単位で、9000mに糸を伸ばしたときの重さが1gのときは1デニールです。
・例えば、210Dとは9000mに糸を伸ばした時に210gの重さになる糸を使っているということです。
・デニールは68Dなどと表記されることが多く、オートキャンプ用のテントでは68D、75D、150D、210Dなどが一般的です。
・数字が上がれば上がるほど生地は厚くなり強度が上がりますが、その分、重量やパッキングサイズも大きくなります。
・軽さを重視する登山用のウルトラライト系テントでは、30Dや40Dの生地が使われることが多いです。
・デニールが低くても特殊な加工により丈夫なテントを作ることもできます。
・重くても強い生地がいいか、耐久性を捨ててでも軽い生地がいいか、あるいはバランスをとるのか。デニールを把握しておくことで、求めるグッズの方向性が掴めるようになります。
《織り方・T(タフタ)》
・「タフタ」とは縦横交互に糸を交差させた平織りのことで、190Tなどと表記され、密度を表しています。
・数字は1平方インチ内に縦横合わせて何本糸があるかを意味しており、数字が大きいほど密度の高い生地になります。
・「オックスフォード」とは縦横2本ずつ交互に交差させた平織りのことで、糸の本数は省略されてOxなどと表記されることが多いです。
オックスフォードはタフタに比べて引き裂き強度や耐久性があるため、テントのフロア素材などに使われています。
《D(デニール)とT(タフタ)の比べ方》
・基本的には比べることはできませんが、だいたい70D=190Tくらいです。
・どちらも数字が大きくなるほど厚くなります。
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【テント生地素材の加工内容】
《PUコーティング》
・ポリウレタンコーティングはフライシートやボトム部分に施された防水加工です。
・よく使われるコーティングですが経年劣化により古くなると、水分と反応し加水分解が引き起こされてポロポロと剥がれ落ちたりベタベタとすることがあります。
・必ずよく乾燥させて加水分解しないようにすることがポイントです。
《テフロン撥水加工》
・フライパンでよく聞くテフロン加工ですがテントにも使用されています。
・フッ素樹脂で加工されており簡単に剝がれたりしませんが、汚れを放置すると撥水面の特殊な配列が乱れ、水を弾く力がなくなります。
・綺麗にメンテナンスしておくことがポイントです。
《UVカット加工》
・最近のフライシートはほとんどが紫外線カット加工されています。
《デュラシールド》
・デュラシールドは非常に強い長寿命コーティングで持続的な防水性を誇ります。
・アメリカ空軍のために開発された素材が配合されており、長期にわたり表面を保護してくれます。
《シリコンコーティング》
・シリコンコーティングは、繊維の中にまでシリコンを染み込ませているので防水性が高く、生地が強固になります。
・しかし強度と引き換えに通気性がなくなります。
《難燃加工》
・「難燃性生地」や「耐火生地」など呼び名はさまざまですが各社生地を燃えにくく加工しています。
・キャンプ中はたき火やバーベキュー、ランタンを倒してしまったりと火がすぐそばにありますので、こうした加工の生地で火事の危険を減らすことも重要です。
以上が、調べた結果になります。
これらの情報を活用していただき、自分にあったグッズを手に入れて、アウトドアライフを楽しんでいきましょう。
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