テントに始まり、タープ、寝袋、コット、ランタン、バーナー、クッカーなど、キャンプをより楽しむために必要なアイテムはさまざまです。
その中でも、コットは寝心地を格段に向上させ、翌日に疲れを持ち越さないためには、(予算に余裕があるならば。。。)是非とも揃えておきたい必須アイテムのひとつです。
キャンプ以外でも、来客用の簡易ベッドや災害時に避難所となる堅い床の体育館での生活など、『いざ』という時にも活躍するアイテムです。
だけど、色々なブランドから沢山のコットが出ているから、どういう基準で判断したらいいのか解らなくないですか。
やっぱり、寝心地でしょ!!
いやいや、やっぱり お値段 でしょ!!!
やっぱり、組み立て・解体が簡単なのがいいのかなぁ。
車載容量とか、家での収納スペースを考えると、コンパクトな物がいいなぁ。
そうですよねぇー。比較する項目って沢山あって、何がいいのか解らなくなってしまいますよねぇー。
こんにちは。家族五人でファミリーキャンプを楽しみ、キャンプ歴 約10年のテラス キャンパーです。
今回はコット選びのポイント等について、我が家の事例を交えながらお話したいと思います。
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寝心地の向上を求めている方は、こちらの 記事も参考にしてみてください。
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目次
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キャンプ コットについて はじめに
今までは、家族五人でファミリーキャンプを楽しんでおりましたが、子ども二人と妻がキャンプを卒業したので、現在は一番下の子どもと父子キャンプを楽しんでおります。
ファミキャン時代は車載容量の関係上、コットは欲しくても我慢していました。
でも、そろそろソロキャンパー デビューも近づいてきたことと、腰痛が酷くなってきたので、色々なコットを比較検討していました。
今回は、その比較検討内容の紹介と、我が家の結論についてお話します。
結論は、Future Fox の 2wayコットを購入しました。
(その後、最後まで迷っていたWAQも買ってしまいました。。。)
購入を決めた理由は、
①お値段が予算内(1万円代)であること、
②組み立てがレバーロック式で従来のコットと比べれば、それほど「筋肉」を使わなくても済むこと、
③ハイ・ロー使えるタイプであること、
④フレーム素材が「超々ジュラルミン」という強度の高いものであること、
⑤5脚使用であること、
⑥耐荷重が200kgと調べた限りにおいて一番の品物であったこと、
⑦生地が900Dと調べた限りにおいて一番厚みのある品物であったことで、
総合的に見て、コスパが一番イイと判断しました。
詳しいことは、この後に書いておりますので、詳細を知りたい方は読んでみてください。
レバーロック式ではないコットも実際に検証してみました。
キャンプ コットの実例・実際の沈み込み状況の違い
実際のハリ具合
まず始めに、一番大事な寝心地(=沈み込み状況)についてFUTURE FOX と WAQ の違いについて写真をご覧ください。
どちらのコットも寝心地の良さをアピールしていますが、ハリ具合は正直好みの問題だと思いますので、自分の好みに合ったものを選ぶことが大事だと思います。
で、
身長180cm、体重約70Kgが横になった感じはこのような状態で、結構 寝心地は違います。(腰痛持ちの私には、FUTURE FOX のハリの方が心地よかったですね。包み込まれるような感じが好みの方は WAQ かなと思います。)
仰向けに寝た時:WAQの方が、深く沈んでいます。
(FUTURE FOX)
(WAQ)
横向きに寝た時:仰向けと同様に、WAQの方が深く沈んでいます。
(FUTURE FOX)
(WAQ)
座った時:これも寝た時と同じですね。
(FUTURE FOX)
(WAQ)
追伸:写真には写っておりませんが、3脚の為、WAQのコットはつま先部分が若干だけ下がります。
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キャンプ コットの比較検討した項目
比較検討の主なコンセプトは次の4点になります。
・コットは初購入なのでお試し感覚で使ってみたい。
・なので、あまり高価でないものがいい。
・でも、安物買いの銭失いにはなりたくない。
・どうせ買うなら、ハイタイプ・ロータイプの両方を試してみたい。
そして、比較検討した項目は次の7つです。
1)お値段
スペックに見合った「値段(コスパ)」は重要です。調べてみると値段設定は1万円弱~5万円弱と、結構な幅がありました。
2)2WAYか否か
ハイ・ロー使える「2WAY」は便利です。調べてみると2WAYコットを販売しているブランドは以外と少数でした。
3)耐荷重
夜はベッド、日中はベンチや荷物置場としても活用できるには「耐荷重」は大きい方がよい。調べてみると約80kg~約200kgと結構な違いがあることがわかりました。
4)脚数
寝心地を左右する生地の張り具合と耐荷重に関係している「脚数」は注目すべきポイントです。調べてみると多くのコットは3脚で、4脚・5脚は少数でした。
5)重量・サイズ
「軽量・コンパクトなサイズ」は、近い将来ソロキャンパー予定者としては重要項目です。調べてみると3kg弱から約9kgと結構な違いがありました。
6)フレーム素材
強度のある「フレーム素材」のほうが安心です。スチール製・アルミ製・超々ジュラルミン製等、色々な製品がありました。
フレーム素材の特徴について纏めた記事がありますので、気になる方はお読み頂けると嬉しいです。
7)生地素材
寝心地を左右する生地の張り具合や耐久性に関係している「生地素材(密度・デニール)」は、要チェックです。ポリエステル製品が多かったですが、デニールの数値が解らない製品もありました。
生地素材の特徴についても纏めた記事がありますので、気になる方はお読み頂けると嬉しいです。
8) 組み立て方
設営や撤収は簡単な方がイイです。大きな力が必要なもの、少ない力でいいもの、パッと設営できちゃうもの 色々な製品がありました。
比較検討したキャンプコット
比較検討は有名ブランド、最近生まれたブランド等、個人的に気になる製品を選定しました。
①ヘリノックス:コットワン
②コールマン:トレイルヘッド
③コールマン:パックアウェイ
④スノーピーク:ハイテンション
⑤DOD:バッグインベッド
⑥クオルツ:2Wayライトビーム
⑦WAQ:2Wayコット
⑧NATURE HIKE:2Wayコット
⑨FUTURE FOX:2Wayコット
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①ヘリノックス:コットワン(2Wayコット)
このコットの特徴は、①耐荷重は145kgとFUTURE FOX、WAQ、NATURE HIKE の次に位置する性能。②フレームは独自開発で軽量かつ強度のある「TH72M」を使用している。③使用している生地は不明。④お値段はハイタイプ使用時用のコットレッグを含めて5万円程度とイイお値段。⑤重量は2.7kg
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②コールマン:トレイルヘッド
このコットの特徴は、①耐荷重は80kgでベンチとして使用するにはちょっと心もとない感じ。②フレームはスチールなので丈夫。③使用生地はポリエステルだが厚さは不明。④お値段は7千円程度と財布に優しいお値段。⑤重量は9kg
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③コールマン:パックアウェイ
このコットの特徴は、①耐荷重は80kgでベンチとして使用するにはちょっと心もとない感じ。②フレームはアルミニウムで軽量。③使用生地はポリエステルだが厚さは不明。④お値段は1万5千円程度とそれほど高価ではない。⑤重量は4.6kg
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④スノーピーク:ハイテンション
このコットの特徴は、①耐荷重は不明。②フレームはアルミニウム、サイドポールはステンレス。③使用生地はポリエステル600D。④お値段は4万4千円程度とイイお値段。⑤重量は6kg
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⑤DOD:バッグインベッド
このコットの特徴は、①耐荷重は120kg。②フレームはアルミニウムで軽量。③使用生地はポリエステル600D。④お値段は1万2千円程度とそれほど高価ではない。⑤重量は2.3kg
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⑥クオルツ:2Wayライトビーム
このコットの特徴は、①耐荷重は100kg。②フレームはアルミニウムで軽量。③使用生地はポリエステルだが厚さは不明。④お値段は1万3千円程度とそれほど高価ではない。⑤重量は3.1kg
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⑦WAQ:2Wayコット
このコットの特徴は、①耐荷重は150kgとFUTURE FOXの次に位置する性能(ヘリノックス・コットワンは145kg)。②フレームは軽量かつ強度のある「A7075超々ジュラルミン」を使用している。③生地はナイロン300D。④お値段も1万6千円程度とそれほど高価ではない。⑤重量は3.2kg
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⑧NATURE HIKE:2Wayコット
このコットの特徴は、耐荷重は150kgとFUTURE FOXの次に位置する性能(ヘリノックス・コットワンは145kg)。②フレームは軽量なアルミニウムを使用。③生地はナイロン600D。④お値段も1万7千円程度とそれほど高価ではない。⑤重量は2.7kg
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⑨FUTURE FOX:2Wayコット
このコットの特徴は、①5脚(調べた限りでは唯一)であることから、②耐荷重が200kg(調べた限りでは最高)。③フレームは軽量かつ強度のある「A7075超々ジュラルミン」を使用している。④生地はポリエステル900Dと厚手。⑤お値段も1万6千円程度とそれほど高価ではない。⑥重量は3.8kg
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キャンプ コットの我が家の結論
それぞれの製品に対する我が家の結論は、
①ヘリノックス:コットワン
お金に余裕があるのならば、高性能であることは間違いないので是非購入したい製品。でも、我が家には高級すぎるので却下。
②コールマン:トレイルヘッド
廉価な製品でお財布には優しいが、耐荷重が80kgとやや性能に劣る。加えて重量が9kgと重いので却下。
③コールマン:パックアウェイ
耐荷重が80kgとやや性能に劣る。設営が簡単な分、張り具合について不安が残るので、腰痛持ちの者としては却下。
④スノーピーク:ハイテンション
2Way仕様でないこと、イイお値段で我が家には高級すぎるので却下。
⑤DOD:バッグインベッド
2Way仕様でないので却下。
⑥クオルツ:2Wayライトビーム
耐荷重が100kgと他社製品と比べると、やや見劣りするため却下。
⑦WAQ:2Wayコット
最後まで迷いましたが、耐荷重が150kgとFUTURE FOX と比較すると劣るので却下。
(その後、やっぱり買ってしまいました。。。)
⑧NATURE HIKE:2Wayコット
最後まで迷いましたが、耐荷重が150kgとFUTURE FOX と比較すると劣るので却下。
⑨FUTURE FOX:2Wayコット
総合的に勘案して、コスパが一番イイ製品と判断して購入!!
キャンプ コット の まとめ
テントに始まり、タープ、寝袋、コット、ランタン、バーナー、クッカーなど、キャンプをより楽しむために必要なアイテムはさまざまです。
その中でも、コットは寝心地を格段に向上させ、翌日に疲れを持ち越さないため、持っていると嬉しいアイテムのひとつです。
キャンプ以外でも、来客用の簡易ベッドや災害時に避難所となる堅い床の体育館での生活など、『いざ』という時にも活躍するアイテムです。
コットには、色々な製品があるので、自分達の目的にあった製品を選ぶことで、アウトドアでの過ごし方が更に快適で豊かにになります。
皆さんも、自分のキャンプスタイルに合ったコットを手にいれて、Out Door Life を楽しみましょう