パーコレーターの使い方と仕組み(我が家の事例 コールマンのパーコレーター)

 

(西湖の朝)
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朝もやに包まれた静寂な湖畔で、座り心地が快適なハイバックチェアに座って、ひとり静かにコーヒー豆を引く。

火にかけて待つこと4分。

そして、愛用のパーコレーターからコーヒーの匂いが香りたってくる。

最高のひとときが、そこにある。

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キャンプに行ったら美味しいコーヒーが飲みたいなぁ

ドリップ式のほかにも、パーコレーターという道具があるみたいよ

でも、使い方もわからないし・・・・

正直に言うと、私、実はコーヒー苦手なのよねー


パーコレーターには興味があるけど、このような悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?

こんにちは。家族五人ファミリーキャンプを楽しみ、キャンプ歴 約10年のテラス キャンパーです


今回は、永年 我が家で愛用しているパーコレーターの使い方などについて、事例を交えながらお話したいと思います。


(我が家で使用しているパーコレーター)




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目次



・アウトドアで飲むコーヒーの魅力

・アウトドアでのコーヒー抽出器具

・パーコレーターの使い方

・コーヒーの抽出温度による味の違い

・パーコレーターの素材

・ミルクで淹れたコーヒーも美味しい

・パーコレーター の まとめ

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腰痛キャンパー必見の情報です!

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アウトドアで飲むコーヒーの魅力



都会の喧騒を忘れ、大自然の中で迎える清々しい朝。

まだ冷たい外気に包まれながら飲む温かいコーヒーは格別です。

一度 味わってしまうと、あのひと時、あの一味が忘れられなくて、またキャンプに行きたくなってしまうます。

はい。間違いなく、私はその一人です。



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アウトドアでのコーヒー抽出器具



パーコレーターについて



パーコレーターとは



フランスで考案され、西部開拓時代のアメリカで普及したコーヒーを抽出する器具です。(循環式コーヒー抽出器具)

造りは簡単で、次の4点で出来ています。

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①本体
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水を入れる本体です。蓋に付いているツマミは透明なので、抽出されているコーヒーの色の変化が確認できます。



②管
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沸騰したお湯をバスケットに汲み上げるものです。



③バスケット
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挽いたコーヒーを入れるカゴです。底に穴が空いているのでフィルターの役割になります。



④バスケットのフタ
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コーヒー粉を溢れさせない役割です。(フタですからね。当然の役割ですね。)



パーコレーターのメリット・デメリット

 

メリット・特徴


・多くのドリップ式のように紙のコーヒーフィルターが不要

・洗浄(お手入れ)が簡単

・循環式なので薄味から深い味までお好みで調節ができる



デメリット


・フタに付いている透明なツマミから見えるコーヒーの色だけで、自分にあった抽出具合を判断するのは困難

・抽出されたコーヒーが焚き火等の直火で加熱され続けられると不味くなる



デメリットの対応策


・熱源を焚き火ではなく火力が一定のガスバーナーとし、抽出時間は弱火で一定時間(我が家の場合は5分)とすることで、ツマミから見える色での判断はいらなくなる。

・飲みきる分量だけ抽出する。




ドリップ式について

 

ペーパーフィルターを使用する器具


わざわざ説明するまでのことではないと思いますが、「ドリッパー」にろ紙の役割であるペーパーフィルターをセットし、その中に挽いたコーヒーを入れて、上からお湯を注ぐ方式です。

注意しないといけないことは、必要十分な量のペーパーフィルターを準備しておくことです



ペーパーフィルターが不要な器具



ペーパーフィルターが不要なドリッパーもあるので、一応ご紹介だけしておきます。

コールマン「パンテノン コーヒードリッパー 170-9370」







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パーコレーターの使い方



我が家の事例を基に説明します。
豆の分量:カップ3杯分
水の分量:500ml

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手順1 コーヒー豆を挽く

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コーヒーの挽き方は細かすぎるとバスケットの穴から粉が落ちてしまいますので、粗挽きを推奨します。

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ちなみに我が家では、⏬写真のようにしてColemanのパーコレーターにmontagnaのコーヒーミルを入れて収納しています。

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こんな感じでスタッキングしています。


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手順2 コーヒー粉をバスケットに入れてフタをする

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手順3 お湯を沸かす


コーヒー豆を挽いている間にお湯を沸かしておきます。



手順4 バスケットを本体に入れる

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一旦、火をとめます。湯気が出ているので火傷に注意してください。


手順5 抽出する


弱火で5分間(我が家の場合)、火にかけます。



手順6 カップに注ぐ

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火を止め、少し待ってから(本体に入ってしまったコーヒー粉が本体の底に落ち着くまでの間)ゆっくりと、カップに注いで完成です。


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コーヒーの抽出温度による味の違い



コーヒーは抽出温度によって味が変わります。

普段、ご家庭で使われている一般的なコーヒーメーカーは、80度~95度の間で温度が設定されています。(80度~98度の範囲で、1度刻みで温度設定ができる高機能なコーヒーメーカーも販売されています。ご参考まで)


抽出温度(80度~85度)

・酸味が強くでることがある
・深煎りの豆がオススメ



抽出温度(85度~90度)

・バランスの良い温度
・豆を挽く細かさで調節



抽出温度(90度以上)

・苦味や渋みがでることがある
・浅煎りの豆がオススメ



仮説

・パーコレーターの商品レビューをみると、「苦い」「不味い」というコメントがある。

・これは、温度管理がうまく行われず(例えば、焚き火の場合は弱火で一定温度を保つことは難しい等)、高温で抽出し続けたことが原因の一つではないか。

・温度管理をしっかりと行い、85度~90度でコーヒーを抽出すれば美味しいコーヒーが出来るのではないか。



実験

・湯気が出始めた後、カセットコンロで温度管理を行いながらコーヒーを抽出してみる。



実験結果と結論

・失敗です!

・この温度帯だと、十分な量のお湯が管から汲み上がらないため、バスケット内のコーヒー粉に満遍なく十分なお湯がかかりません。

結論:
・パーコレーターでコーヒーを抽出する場合は、十分に沸騰させたお湯が必要になります。

・一定時間(我が家の場合は5分)加熱し、お好みの濃度になったら、速やかに加熱を止める。


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パーコレーターの素材



パーコレーターに使われている素材は、アルミ・ステンレス・ホーローの3種類になります。

それぞれの特徴と代表的な製品を紹介します。

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素材の特徴については、↓の記事でも触れておりますので、参考にしていただけると嬉しいです。

 

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アルミ

①温まりやすさ:熱電導率が高く、温まりやすい
②冷めやすさ:保温性が低く、冷めやすい
③耐久性・強度:耐久性は低い

キャプテンスタッグ「パーコレーター5カップM-1223」




ステンレス

①温まりやすさ:熱電導率が低く、温まりづらい
②冷めやすさ:保温性が高く、冷めにくい
③耐久性・強度:耐久性は高い

コールマン「ステンレスパーコレーター/L170-9371」






ホーロー

①温まりやすさ:熱電導率が高く、温まりやすい
②冷めやすさ:保温性が高く、冷めにくい
③耐久性・強度:強い衝撃があると壊れる

Coleman「14-Cup Enamelware」





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GSI「コーヒーパーコレーターホウロウ8カップ用フォレストグリーン」






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ミルクで淹れたコーヒーも美味しい


・カフェオレやカフェラテは、水で抽出したコーヒーに後からミルクを足しますが、ミルクで淹れたコーヒーは、水ではなくミルクで抽出します。

・コーヒーをミルクで薄めて作らない分、ミルクの味わいがとても濃厚です。

ミルクで淹れることによって、とても優しい味になりますので、コーヒーが苦手な人にも、是非いちど試していただけたらなぁと思っております。


作り方は、先程ご説明させていただいたコーヒーの作り方と同じです。

但し、焦げ付くことがあります。
ミルクが焦げ付いてしまうと、洗うときに苦労しますのでご注意くださいね。


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パーコレーター の まとめ



大自然の中で迎える清々しい朝。まだ冷たい外気に包まれながら飲む温かいコーヒーは格別です。

・適切な抽出温度管理をすれば、美味しいコーヒーが作れます。

・パーコレーターの使い道は色々あって、意外と便利です。


お気に入りのコーヒー抽出器具を手に入れて、気軽にOut Door Life を楽しみましょう!!



コールマン「ステンレスパーコレーター/L170-9371」




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